あれから〜3年という時間

札幌ライフも早、3年が経過した。

3年前のある日、転勤を告げられ、未練を残したくないと思い、がむしゃらに準備をして2週間程度で家族共々、湘南から札幌へと引越しをした。
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荷物を握りしめ札幌へ向かった。想い出の地に何も残さず、行った。
部屋の荷物、搬入終わり、近くの公園から見た景色はまだ写真に残っている。
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不安と期待、焦燥、気負い、色々あった。僅か3年前だが別人の様に当時の自分を俯瞰出来る。

ベタだが始めて食べた札幌ラーメンは旨かった。ディーラーに行き車も買った。
しかし、直ぐに冬は来た。豪雪と短い日照時間。ハードワークに休む間も無く、、
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テレビ塔の表情は毎日の様に変わった。
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小樽の雪あかりという祭に行った。
闇の中に僅かな光が灯る。
暗い景色だがロウソク一本が世界を変える力を持つ。否、ロウソク一本だからこそ、周りの雪がその光を反射し、より一層、美しく慈悲深い情景を作り出す。
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太平の時間も、快楽も歓喜も一瞬の幻である。

しかし、辛く悲しい時間も、山積みの問題も例えば子供の寝顔一つで忘れてしまう。

不思議なものだ。
3年という時間はあっという間ではあったが、一区切り自分を省みる期間としては丁度良い。
イギリスがEU脱する、アベノミクスの結末、イスラム国の拡
大、熊本震災、イチローの打数、東京オリンピックの開催、マイナス金利、、
大切な人の死や、結婚、新しい家族、、
3年前の自分に告げたい事があるが、それは不可能であり、また意味のない妄想である。
今日の札幌は転勤初日の様な素晴らしい気候だった。たった3年でも万感の想いが去来するものだ。

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shounan-riiman

サラリーマン自由人

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