北海道民、東北人の強さ
札幌リーマンに安穏とした休日はない。
毎週末、何処かで仕事の残務処理や勉強をする。
大事なプライベート空間は近くのロイヤルホストだ。席がデカい、朝飯が美味く静かだ。ここの数時間の集中が休日を充実させてくれる。
しかし、寒い。
ロイホまでは歩いていく。
写真では分からないが時として雪は吹き荒れ、視界を奪う。
歩くことさえままならない。一歩一歩無言で歩を進める。。
俺にはこの先に充分な食糧と完全に暖かい住まいがある。移動手段も申し分のない乗用車がある。
こんな困難も数分だ。
視界を奪われる。
体調が悪かろうが、
腹が減ろうが、
親が死のうが、
妻が病気だろうが、
雪国の人々はこの真っ白な道を歩み続けた。ただただ無言で。
あいも変わらず視界は悪い。
大東亜戦争では東北人は誰よりも逃げずに勇敢に闘ったという。
何か分かる気がする。
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