夕日と商店街
子供を抱いて夕日に染まる商店街を歩く。程良く空いて程良く混んだ道のりだ。子供が歩く、若い夫婦が乳児を抱える。カップルがスーパーの袋を下げている。自転車に乗った部活帰りの高校生や中学生。喪服姿の初老の夫婦に、独り歩くのがやっとな老婆。
人生のあらゆるステージがあり、自分とは関係ないと思っている世界が誰にも時とともに自然に訪れる。
人生は一回なのだ。出会いがあり、全て別れがある。この人生はリハーサルではなく唯一無二の本番だ。
だから今この時間がどうしても、かけがえなく、切ない、儚いものと思い始める。
日々を大事に。そんな思いに浸る。
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